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医院ブログと歯の豆知識

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その他2021.10.17

子供の歯の外傷の対処

土曜日の最後に4歳で前歯を外傷で折ってしまった患者さんが急患で来られました。

うちの子供も2人とも前歯を打ち、歯槽骨を折り、僕が整復固定をしています。

2人の子供のうち、2人何で外傷率100%です。

統計でも歯の外傷が起こる時期は90%が10代までなので、お子様の外傷は「よくある事」です。

親御さんからすると、お子様が目を離してしまったせいだとご自身を責める方もいらっしゃいますが、これは仕方がないし、レントゲンを撮ってみると、実は親御さんが知らないうちに以前に外傷を受けていて歯根吸収が起こっている事もよくあります。

うちの子も2人とも折った時が初めての外傷では無い履歴がレントゲン写真から見られましたし、この患者さんもそうでした。

以前の外傷で歯根吸収が起きて、細くなった歯根が折れてしまっていました。
固定をするのが理想ですが、レントゲン写真を撮るのにも一苦労の暴れっぷりでした。
破折線が歯肉内におさまっていた事と、噛んで当たらないので、経過観察としました。

乳歯の外傷の場合、お子様の年齢や外傷の程度により、処置内容が違いますが、前歯の場合、遅くとも7歳位で新しい歯が生えてきます。

ですので、お子様が処置の際に暴れてしまう場合は、無理して治療をしない場合もあります。
当院ではありませんが、歯を固定しようとしてお子さんが暴れてしまい、唾液を排除する為の綿を誤って飲み込んでしまい窒息してしまった事例もあります。永久歯が生えてくるならば危険を冒す必要は無いと思います。

外傷を受けたのが永久歯だと話は別です。
一生使っていきたいので、やるべき手を迅速に打ちます。
出来れば受傷後、速やかに受診される事をお勧めします。
出来れば30分、2時間を超えると歯根を含む脱離の場合は治癒成績が著しく下がります。
勿論、歯だけでなく顔の裂傷や骨折、また頭部への打撲を伴う場合はそちらの方を優先されて下さい。

受賞後、歯科医院に来院されるまでに歯がとれてしまった場合は歯根も含む歯ごと折れてしまっている場合は速やかに生理食塩水か牛乳につけて来院されてください。

勿論事故はいつだって突然です。
生理食塩水も牛乳もすぐに手に入らない環境の時が多いと思います。
すぐに牛乳が手に入らない状況ならば口腔前庭(口の中のほっぺた側とか)に入れて乾燥させない事がとても大事です。

絶対にして頂きたくない事。

①ティッシュに包んで持ってくる → 乾燥させると歯根膜の細胞が死んでしまうから
②普通の水の中に入れて持ってくる → 細胞は普通の水だと浸透圧が違うので死んでしまうから

あとは状況によって処置が違うので、歯科医院で診断をし、適切な処置を行います。

勿論外傷の重症度の状況によりますが適切な処置が出来れば、助けられる歯も沢山あります。
だからこそ初期対応を適切に行なっておく事が治癒結果を左右する事があります。

突然の事故に遭えば誰でも動揺します。
ですので普段から対処方法を知っておいて頂ければ、と思います。