医院ブログと歯の豆知識

今日、大変お世話になった恩人の先生の告別式がありました。

いつものように御子息を起こし、

お嬢様に「試験頑張れよ」と電話をし

朝食を召し上がり、おふろに入られている時に脳幹出血を起こされて亡くなられたとのことでした。

まだ53歳

早すぎる

いつだったら亡くなっても良いなんてないけれど、突然にも程がある

当院で行われる補綴治療を改善、アップデートすべく教えを乞うと、診療後に時間を取ってくださって、うちからスタッフを連れて深夜までお邪魔して勉強させていただく事も幾度もありました。

嫌な顔一つせずに丁寧に教えてくださいました。

人生に迷った時に考える優しい言葉をかけてくださる方でした。

生意気な僕に、嫌な顔せず気づきを得る話し方で導いてくださりました。

僕はいつでも先生に習え、いつでも優しいアドバイスが頂けて、いつでも感謝を伝える事ができて、この先も歩んでいけると信じて疑いませんでした。

富澤　倫　先生

補綴治療に情熱を注ぎ、緻密で誠実な医療をされる先輩でした。

生き方と言葉に哲学のあるカッコいい先輩でした

声が素敵でした

先生に教えて頂いて撮影した動画を見ていると医院にいるような気がして、医院に寄ってしまいました。

いるわけがないけど、でも本当はまだ中にいる気がしました。先生の思いとともに。

先生との出会いが僕の臨床も人生もどれだけ助けていただいたか計り知れません。

先生への感謝をどうやって伝えて、どうやって恩返しをすれば良いか分かりません。

せめて教わった事を具現化できる様に修練したいと思っています

本当にありがとうございました。寂しいです。

心より御冥福をお祈りいたします。