その他2026.03.23
3月は別れの季節
とても久しぶりにブログを書きます。
3月は別れの季節です。
今まで通って頂いた患者さんが進学、就職、引っ越しなどで
「今日が最後の来院です」
という患者さんが最も増える季節です。
それぞれ知っている歯科医院に御紹介する場合もありますし、知っている先生がいらっしゃらない場合は新しい土地で歯科医院を探すときはこんなところを気にして歯科医院を探すと良いと思います、とお話することも数多くあります。
特に最近は、あんなに小さかったのに、というお子さんが大学を卒業して社会に旅立っていく事は喜ばしいことでもありながら、少し寂しく感じる機会も年々増えてきました。
本当に月日の流れの速さに驚かされます。
この場所で開業してから17年目が終わり、4月1日から18年目に入るのですが、色々あったはずなのに、月並みな表現ですが、気が付けばあっという間でした。
歯科医院の役割はお口の中に関連する悩みを解決する事
そしてその悩みが生じるのを未然に防ぐ事です。
当院でない歯科医院であったとしても患者さんに取って悩みが解決され、あるいは悩みが生じるのを防ぐことができるなら、それがどの土地でどの医院であっても私達の業界として患者さんの健康を守るという共通目標の元、共有、協力してしていけたらと思っています。
20年以上歯科業界に身を置いてきた中で、単純に患者さんが御自身の健康を守るためのツールのひとつとして歯科医院を利用してもらえるように
ほとんどの患者さんは携帯で歯科医院を探して行かれるでしょう。
勿論、医療サービスは実際に歯科医院に行き、先生やスタッフの方と接してみなければ分からない要素が多いです。
とはいえ、いく前に何を見て決めれば良いのか?
患者さんのニーズは同じではないですから、これが正解、とは一概に言う事は難しいです。
ですので、私の私見になりますが、新たな地で歯科医院を探す場合のチェック項目をお話させて頂きます。
新しい土地で歯科医院を探すときの、意見の一つとして参考になれば、と思います。
もし自分が患者さんならば歯科医院探すときに見るポイント5つ
①時間軸を長く見る
実は歯科医院はここ数年で減っています。
年配の先生方が引退され、開業は人件費高騰と物価の高騰で若い先生にとって金銭的にハードルが上がっています。
ですので、ある程度、医院で働く歯科医師数、歯科衛生士数に対して患者さんが多い歯科医院は、大変予約が取りにくいです。
私が開業したとき、歯科医院は「歯が悪くなったらいくところ」でした。
今は悪くならない為にいくところに、かなり変わってきている様に思います。
ですので、人気のある歯科医院では急患の受け入れはかなり難しくなっています。
患者さんが忙しいのはわかるのですが、本当に困るギリギリまで歯科医院に行かずに、今日痛いから、今日取れたからという場合にすぐに急患を受け入れられる歯科医院は減っています。
もし、きちんときちんと口の中の健康を守りたい、歯科医院を選びたい、と思ったら事前に自分の求める条件を調べる、合致する歯科医院に予約を取って頂いてから診療に行くその日まで待つゆとりを持っていただくことは大事だと思っています。
医科でも今は救急車を呼んでもなかなか受け入れ先の病院が決められない事も多いです。
困ったらすぐに診てもらえる、という医療は医科でも歯科でも人不足の今の日本では難しくなっているという事を踏まえて、お時間をゆとりを持って歯科受診のために作っていただけたらと思います。
②結局、最も医学的、科学的に妥当性のある仕事をしようとすると
カウンセリング→検査→診断→セカンドカウンセリング→口腔衛生指導→治療
という流れで診療をする歯科医院がしっかりしている、という事になる。
そういう流れの歯科医院を選ぶ
むし歯も歯周病も、何なら若年者のうちの歯列不正も、生活習慣によるところが大きい病気です。
その場限りの対処が歯科疾患の問題解決にならないのは、場所、医院に関わらず同じです。ですので、今、患者さんが感じている問題の解決だけではなく、長期に渡り歯科疾患から守る為には原因に対してのアプローチをすることが必須になります。
③正しい診断は、適切な検査と診断から
診断が違えば治療内容は当然違います。
当然ながら治療の方向性を決定するのには正しい診断が必要です。
そして診断の為に、適切な検査は本当に大事です。その検査をしっかり行って、説明まで丁寧にしてくれる歯科医院が信頼出来ると思います。
④思いがある歯科医院は何かにこだわっている
それぞれの医院のそれぞれの先生が今頑張っている事、これから頑張りたい事を持っていれば、それは形になって現れます。
何が正解かは患者さんのニーズもあるし、先生方それぞれの哲学があるでしょうから一概には言えません。でも理由はともあれ、仕事を本気でする人は何かにはこだわっているはずです。
偏っている事が良い事か、否かは意見の分かれるところではあります。しかし、ホームページであったり、クチコミであったり、診療を受けて実際にお話をしたら、その先生や医院の診療に対しての熱を感じるのではないかと思います。
自分なら仕事に対して熱意のある先生の医院で診て欲しいと思いますので、それが何かを見ています。
⑤最終的には人対人
私自身、良い人間、良い歯科医師かは分かりません。恥ずかしながら、この歳になっても反省点は多いです。だから、自分もスタッフも頑張っていても、やっぱり足りない部はもあると思います。
それでもどこか認めて頂ける歯科部分があるので、治療を2ヶ月待ちでも来院して頂ける患者さんがこれだけの数いらっしゃるのだと思いますし、本当にありがたいと思います。
どれだけAIが発達したりデジタル化が進んでも、歯科医療はアナログな部分があって、人間対人間の要素が大きいと思います。
医療従事者と患者さんの関係性がうまくいかないと継続して歯科医院に通うのは難しいでしょう。
優秀な人材を得るのはどの業界でも難しくなっています。特にこれまでの常識は常識ではなくなってきており、古き良き日本の価値観は、根底から変わってきている様に思います。
だからこそ
やっぱり人が好きになれる歯科医院、応援したい歯科医院に長く通って頂くのが良いと思っています。
勿論、設備、技術、デジタル化などを高め続けることは現代の医療において重要です。
そして今は何をやるにも全てお金がかかります。
医科の入院施設のある病院経営も赤字の医院が多く、保険診療だけで医療機関の収支が合わなくなっている以上、
医療費が
高い=悪いではないです。
でも高ければ良いってものではない。
だから人とこだわりが大事で、その医院のこだわりが患者さんにマッチしているか、という事が重要になってきていると思っています。