医院ブログと歯の豆知識

CLINIC BLOG & TOOTH KNOWLEFGE

医院ブログ2023.04.15

5月より、院長と荒井先生は明海大学小児歯科に行きます。

今年の4月より院長の私と勤務医の荒井先生で明海大学歯学部小児歯科に専攻生として入局することになりました。

大学院を卒業した若手の先生にご案内頂き、また星野教授、荻原先生には医局に入局するにあたり大変お世話になりました。

そもそもは所沢医療センター歯科診療所あおぞらで、障害者歯科でご一緒させていただくご縁があり、その中で小児歯科の学びの機会についてご相談をさせていただき今回のことが実現いたしました。

神奈川歯科大学出身の私にとって、50を手前にして母校ではない大学で、勉強するのは正直緊張するものですし、若い医局員の方々のお邪魔になるのではと危惧はしていますが、4/13に伺った限りでは気さくで良い先生方ばかりで少しホッとしています。

歯科医師になってから、2000万円以上を卒後学習に費やしてきました。

インプラント

矯正

保存治療、マイクロスコープを用いた歯内療法

審美治療

補綴、咬合

義歯

歯周病治療、再生療法

予防、メインテナンス

外傷、自家歯牙移植

訪問歯科診療

など

でも成長発育と歯列矯正が関係しない以外の小児歯科の勉強を集中して行うことはありませんでした。

きっと多くの歯科医師がそうだと思います。

何故ならば

「普通にやれば何となく出来ちゃうから」

そして

「利益率が薄いから」

です。

だから、大学の小児歯科に所属したり、小児歯科を専門にしている医院に勤務しない限り、普通の歯科医師が小児歯科を勉強する機会は実はとても少ないのです。

4/1から開業して16年目に入りました。

15年間で学んだこと

それは

「重症なものはどんなに素晴らしい技術でも治すのは難しい」

「むしば、歯周病は生活習慣病であり、発症させない予防が最も重要である」

ということです。

ですから、未就学児、小学生の患者さんに対して、歯科医院がどうやって関わるかで患者さんの未来は変わると思っています。

副院長の鶴野先生は今後もはらデンタルクリニックで一緒にやっていく選択をしてくれました。一緒にやって行く事で、鶴野先生にもはらデンタルクリニックにもより良い未来を作ることが院長の大事な仕事です。

勤務医の荒井先生はあと数年で開業をすると思います。

彼が開業して、はらデンタルクリニックを去っても大事な仲間であり一緒に学ぶ同志です。

私が歯科医師になってから学んだこと、今後やるべきと思うことは、全て当院で働いてくれている歯科医師達には伝えます。

その中で、皆がやらないからこそ、そしてこれからのそれぞれの歯科医院と患者さんの未来の為に、荒井先生に一緒に小児歯科を強化しようと誘いました。

明海大学小児歯科には、県内の歯科医院で治療が困難だったり、難しい状況の患者さんが紹介されて来られるそうで、いわば埼玉の小児歯科の最後の砦です。

全身麻酔下での治療などもあるので、そういった治療も経験させて頂ければと思っています。


原則、大学に出勤するのは

第1週、3週の木曜日が院長

第2週、4週の木曜日が荒井先生

という予定になっています。

この学びでより一層、はらデンタルクリニックを強化していきたいと思っています。