医院ブログと歯の豆知識

CLINIC BLOG & TOOTH KNOWLEFGE

その他2022.04.05

桜舞う季節

開院して15年目に入り、2名の新卒歯科衛生士が

ここのところ寒い春らしくない日が続き、砂川堀沿いの桜は風に舞い散り始めています。
散りゆく桜は幻想的で、美しいのですが、この桜を見ていつも思うのは当院歯科衛生士チーフのことなのです。

彼女は13年前の4月に面接に来て、当院に就職しました。

就職した理由は面接に来る際に見た、この砂川堀の

「桜が綺麗だったから」

だそうです。

今だから言える4月に面接に来た理由は
「資格を取ったから、ギリギリまで遊んでいてもいつでも就職できると思ったから」
とのことでした。

決して希望ややる気にに満ち溢れているスタッフではありませんでした。

そんなチーフは今月から産休に入ります。あれから随分成長をし、就職当時とは全くの別人になっています。

彼女がいなければ今のはらデンタルクリニックはありませんでした。彼女が就職する前には0名だった予防とメインテナンスの患者様が先月は900名を超えました。彼女1人だけの力ではありませんが、きっかけは彼女が作りました。
重症な病気になってからではなく、病気を重症化する前に未然に防ぐことは当院の重要な目的です。
それを実践してくれたこの結果は素晴らしい実績です。

昨日も産休に入る直前の大きなお腹を抱えて、深夜まで新人教育のスケジュールとカリキュラムを一生懸命作ってくれていました。

この様なスタッフに支えられて今があります。本当に感謝ですし、産休というおめでたいこととはいえ、医院からしばらく姿が見えなくなるのは、長年の同志がいなくなることなのでとても心細いです。
しかし、彼女に依存していた仕事を皆で仕事をシェアし、成長する為のチャンスとも捉えています。

今年入ってくれた新しいスタッフとの良い出会いが、チーフとの出会いの様に数年後振り返った時にお互いにとって素晴らしい出会いであったといえるものになる様、育成していきたいと思っています。